大型台風に備えておくべき防災グッズまとめ
毎年のように日本に接近し、甚大な被害をもたらすことのある台風。気象庁によると、毎年平均約11個の台風が日本から300km以内に接近しているそうです。(参考:気象庁ホームページ)
台風は事前に備えができますが、接近してからでは間に合わない対策もあります。特に、大きな台風の接近前には対策グッズが品切れや品薄になることがあるので、日頃から備えておくようにしましょう。
目次
住居対策
ロープ
植木鉢やごみ箱など、風で飛ばされそうなものは必ず屋内に入れてください。庭の木など中に入れられないものはロープなどを使って固定しましょう。 家の周りから飛散物を家の周りからなくすことが重要です。
雨戸やシャッター
強風によって飛ばされたものが当たって窓ガラスが割れることがあります。ガラスが割れると、ひどい場合は風圧によって天井や屋根が持ち上げられてしまうこともあるようです。窓に飛散物がぶつかっても大丈夫なように、雨戸やシャッターがあると安心です。
飛散防止フィルム
窓ガラスが割れた場合、何も対策をしていないと辺り一面に飛び散り二次被害につながってしまうことがあります。窓ガラスを強化することはできませんが、ガラスが割れた場合の飛散防止のためにフィルムを貼ることをオススメします。
台風などの災害時だけでなく、日常生活の中で物をぶつけてガラスを割ってしまった場合などでも飛散を防止することができます。
養生テープ
雨戸やシャッターがない窓には、飛散防止フィルムまたは養生テープを貼りましょう。養生テープも窓ガラスを強化することにはならないため物が当たると割れますが、破片が飛び散るリスクを抑えることができます。
万が一割れたときのため、台風接近時はカーテンやブラインドは閉めておいてください。
土のう
台風は風だけでなく、大雨や高潮などにも注意が必要です。低い土地や川沿い、海沿いにお住まいの方は、浸水被害も想定して備えておく必要があります。道路から自宅への水の侵入を防ぐには、土のうや水のうを準備しておくと良いでしょう。
自治体によっては土のうの配布や貸し出しを行っているところがありますので、確認してみてください。
停電や断水に備えて
懐中電灯・ランタン・キャンドル
暗闇の中では身動きがとれません。夜停電した場合、翌朝または日中に復旧していれば良いですが、場合によっては数日から数週間続くことがあります。灯りとなるものを用意しておきましょう。
携帯ラジオ
停電してしまうと、テレビはもちろんインターネットからも情報を得ることが難しくなる場合があります。災害時の情報収集のために、電池式または手回し式などの携帯ラジオを持っておくことをオススメします。
電池
懐中電灯やラジオなどと一緒に、それらで使用する電池も余分に用意しておくことを忘れないでください。電池が切れてしまうといざという時に使えず困ってしまいます。
カセットコンロ・カセットガス
オール電化の住宅などでは、停電するとIHが使用できなくなり、何も調理ができなくなる場合があります。
そういった場合に備え、カセットコンロとカセットガスをセットで用意しておきましょう。温める、湯を沸かすなどの調理ができるだけで食事の幅が広がります。
モバイルバッテリー
スマートフォンやタブレットなどの充電ができるバッテリー。災害時にはスマホが唯一の連絡手段となることもあるでしょう。状況、情報を確認するためにも欠かせないツールです。
いざという時にスマホの充電が切れて使えない‥‥とならないよう、モバイルバッテリーを用意しておきましょう。
ポリタンク
災害時も、手洗いやトイレ、歯磨きなどあらゆる場面で生活用水が必要となります。 断水になった場合に備えて、お風呂の浴槽、ポリタンクなどに水をためておきましょう。
ポリタンクは、コックをつけておくと手を洗う場合などに使いやすいです。
飲料水
災害に備えるには、1人1日約2リットルから3リットルの水が必要だと言われています。大型台風接近前には、ペットボトルのミネラルウォーターを多くの人が買い求めるため品薄になってしまうこともあります。事前に用意しておきましょう。
また、夏場の停電時には熱中症のリスクが高まるため、スポーツドリンクを用意しておくのも良いと思います。必要に応じて水と混ぜる粉末タイプを常備しておくのも良いですね。
常温で保存可能な食料
停電時には冷蔵庫が使えません。常温で保存ができる食べ物を備蓄しておいてください。水も止まらずガスも使用できる場合は、冷蔵品→冷凍品→野菜→果物→常温保存食品の順で食べていきましょう。長期停電を考えると、レトルト食品や缶詰、カップラーメンなど常温で保存可能で簡単に食べられるものを用意しておくのが良いと思います。
ビスケットやクッキー、チョコレート、おせんべいなどのお菓子は気持ちを元気にしてくれる効果もあるでしょう。
防災リュック
避難が必要な場合に備え、非常用持ち出しバッグの準備は常にしておいてください。今は必要最低限のものがセットになった防災リュックが販売されています。
中身を確認した上で、必要に応じて追加をする形で使用するのが良いでしょう。
編集後記
ここ数年、毎年必ずと言っていいほど大きな台風が日本に接近し、甚大な被害をもたらしています。地球温暖化の影響で海水温が高くなり、これまでにない強さの台風が接近または上陸するリスクが高まっていると言われています。
自然が相手ではどうすることもできませんが、できる限りの対策をしましょう。その上で、必要に応じて早めの避難をするなど命を守る行動をとってください。