全国旅行支援(全国旅行割)を乳幼児など子連れ旅行で活用する方法まとめ
10月11日に始まった全国旅行支援ですが、この機会に家族旅行をしようと思う方も多いのでないかと思います。しかし、子連れ旅行の場合、複雑で分かりづらい点が多いようです。そこで今回は「子供」に焦点を絞って、お子さんのいらっしゃるご家庭で知っておきたい条件や注意点について、まとめてみました。
また、年明け2023年以降の全国旅行支援については、別ページでまとめておりますので、そちらもご参考くださいませ。
目次
全国旅行支援の概要
期間 | 2022年10月11日~12月下旬 |
割引率 | 40% |
割引上限額(1人1泊(回)当たり) | 交通付宿泊旅行商品 8,000円、宿泊のみ・日帰り旅行商品 5,000円 |
クーポン券(1人1泊(回)当たり) | 平日3,000円、休日1,000円 |
対象地域 | 全国の都道府県 ※都道府県から申し出があれば、当該都道府県を目的地とする旅行を支援対象から除外 |
利用条件 | 本人確認書類およびワクチン3回目接種証明書、またはPCR検査等の陰性証明書の提示 |
各都道府県のキャンペーン特設サイトからの情報
・最低旅行代金:平日5,000円、休日2,000円
・連泊上限:1旅行につき連泊か否かを問わず7泊まで
・休日の定義:宿泊旅行商品は宿泊日とその翌日ともに「土・日・祝」の場合、日帰り旅行商品は利用日が「土曜・日曜・祝日」の場合
などの細かい条件があります。その他、詳細が異なる部分があるため詳しくは旅行先の各都道府県キャンペーン特設サイト等をご確認ください。
「子供」に関連するルール
はじめに、各都道府県および参画する事業者ごとに詳細や取扱いが異なる部分があります。すべてを網羅した共通ルールはお伝えできないことをご了承ください。こちらでは、キャンペーン特設サイトにおいて詳細が公開されているものを参考にしています。
都道府県によっては適用されないものもあるかと思います。あくまでも参考としてお読みいただき、必ず旅行先の各都道府県および予約先の事業者が発信する情報を最終的に確認した上で、ご予約にお進みください。
子供や旅行代金無料の乳幼児もカウント可能
子供や旅行代金0円の乳幼児も1名としてカウント可能です。ただし、事業者によって取扱いが異なるとのことですので、予約サイト等で必ずご確認または事業者に直接お問い合わせください。無料の乳幼児を人数に含めずに計算可能な場合もあるようです。(※その場合はクーポン配布もなし)
参考として、某旅行予約サイトでは「子供や乳幼児も1名としてカウントされる」と明記されています。1名としてカウントされるということは、無料であっても割引適用の人数に含まれ、地域クーポンの配布もあります。大人と子供の割引額等に違いはありません。
例①:大人2人、子供1人、乳幼児1人の4人で土日に往復新幹線付の1泊2日旅行
(交通付宿泊商品の休日利用 大人1人35,000円、子供1人 20,000円、乳幼児0円の場合)
旅行代金総額 90,000円(大人35,000円×2人、子供1人 20,000円)
割引上限額 32,000円(8,000円×1泊×4人)< 割引額 36,000円(90,000円×40%)
金額の低い方である割引上限額32,000円が補助され、割引後旅行代金は58,000円(90,000̠円-32,000円)
地域クーポンは休日1,000円×1泊×4人=4,000円分の配布
最低旅行代金を下回らないように注意
旅行代金0円の乳幼児も含める場合は、最低旅行代金に注意する必要があります。無料の乳幼児を人数に含めると割引上限額も増えますが、最低旅行代金も上がるためです。
※ここでは「旅行代金下限:平日5,000円、休日2,000円」としていますが、奈良県など独自の割引上乗せがある場合などでは金額が異なりますのでご注意ください。
「(平日数 5,000円×泊数+ 休日2,000円×泊数)× 参加人数」 で最低旅行代金を算出し、旅行代金総額を下回っていないか確認してください。旅行日程が平日のみまたは休日のみの場合は、旅行代金総額を(参加人数×泊数)で割って旅行代金平均額を出し、旅行代金の下限である平日5,000円、休日2,000円を下回っていないか確認する方法もあります。
無料の乳幼児を人数に含めると全国旅行支援の対象外となってしまうケースの例は以下の通りです。
例②:大人2人、乳幼児1人の3人で平日にマイカーで2泊3日旅行
宿泊のみの平日利用 大人1人7,000円、乳幼児0円の場合)
旅行代金総額 28,000円(大人7,000円×2泊×2人)
最低旅行代金は、平日 5,000円×2泊×3人=30,000円
旅行代金 28,000円が最低旅行代金 30,000円を下回ってしまうため対象外
旅行代金は割引がないため28,000円のまま
このように、最低旅行代金を下回ると全国旅行支援の対象外となってしまいます。このケースでは、選べるのであれば無料の子供を対象に含まない方が良いということになります。その場合の例は以下の通りです。
例③:例②と同じ旅行で乳幼児を対象に含まない場合
旅行代金総額 28,000円
最低旅行代金は、平日5,000円×2泊×2人=20,000円で条件クリア
割引上限額 20,000円(5,000円×2泊×2人)> 割引額 11,200円(28,000円×40%)
金額の低い割引額11,200円が補助され、割引後旅行代金は16,800円(28,000円-11,200円)
地域クーポンは平日3,000円×2泊×2人=12,000円分の配布
このように乳幼児を人数に含めないようにするか、旅行代金が最低旅行代金を下回らないラインの料金プランや部屋を選べば良いということです。例②の場合は、大人1人8,000円のプランを選べば旅行代金は32,000円ですので、乳幼児を含めても対象になります。
子供のワクチン接種証明または陰性証明は必要?
同居する親等の監護者がワクチン3回接種証明または陰性証明の提示等の利用条件を満たした場合、同伴する12歳未満の子供は提示不要です。ただし、その監護者が利用条件を満たさず対象外となった場合は、12歳未満であってもワクチンの接種歴または陰性証明の提示がない限りキャンペーンの対象とはなりません。
また、修学旅行等の学校行事の場合もこれらの提示を省略できます。
※必要なワクチン接種回数については、山梨県などでは県民の県内旅行の場合は2回でも認められています。詳しくは旅行先の都道府県の情報をご確認ください。
※本人・居住地確認については、子供含め利用者全員の確認書類(パスポート、健康保険証等)が必要です。有効な本人確認書類については、福岡県の場合は「新たな福岡の避密の旅」観光キャンペーンよくあるご質問の6ページに分かりやすく説明してあります。
12歳以上は大人と同じ扱い
12歳以上は、親が同伴であってもワクチン接種証明または陰性証明が必要となります。宿泊旅行の場合はチェックイン時、日帰り旅行の場合は旅行出発時に12歳であれば必要となるため、宿泊日や出発日当日が12歳の誕生日の場合は検査結果等の証明を忘れずにお持ちください。滞在中に誕生日を迎える場合は不要です。
※京都の場合は、12歳の小学生であれば不要となるようですが、詳しくはきょうと魅力再発見旅プロジェクトにてご確認ください。
地域独自特典の利用
都道府県によっては、独自の割引や特典が用意されている場所があります。例えば岡山県では、条件を満たせば高校生以下の子供に観光クーポン券+2,000円など、子育て世代には嬉しい独自ルールがあります。
また全国旅行支援とは別で、お得なキャンペーンが開催されている場所もあります。鹿児島県では県外在住者を対象に、ウミガメと泳ぐツアーやシーカヤック体験などの体験プランが最大5,000円引きになる「鹿児島 体験たっぷりプレゼントキャンペーン」が開催されています。
そのほかに、沖縄県でも県内の体験・アクティビティ、観光施設等の入場券が最大50%オフになる「おきなわ体験最大50%OFFキャンペーン」が開催中です。詳細はそれぞれのウェブサイトをご確認ください。さまざまなキャンペーンを組み合わせて、お得に旅行を楽しみましょう。
イベント割の活用
全国旅行支援と同日に開始されたイベント割。イベントチケット等が 20% 割引(上限 2,000円)になるもので、対象はスポーツ観戦・参加、美術館・博物館、演劇・伝統芸能、音楽ライブ、遊園地・テーマパーク、映画等です。
ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン、富士急ハイランドなど子供たちが喜ぶ施設でもイベント割対象チケットが販売されています。
全国旅行支援と併用可能ですので、旅行先でのアクティビティに活用できると良いですね。
詳細は、イベント割ホームページをご覧ください。対象イベントの一覧が公開されています。
オススメの旅行予約サイト
様々なオンライン予約サイトが全国旅行支援に対応されていますが、ここではオススメの数社をピックアップしてみました。ご参考くださいませ。
楽天トラベル
全国旅行支援の割引やクーポンに加えて、楽天ポイントが貯まります。


じゃらん
全国旅行支援の割引やクーポンに加えて、Pontaポイントが貯まります。



JALダイナミックパッケージ
JALの航空券と宿泊を組みわせたダイナミックパッケージのみになりますが、定期的にタイムセールも開催されているのでオススメです。

