【節約術】意識を変える節約のためのポイントまとめ

節約と聞くと、どんなことをイメージしますか?欲しいものを我慢したり家計を切り詰めたり、なんだか苦しいイメージばかりが出てくる方も多いと思います。ですが、同じ方法で節約をしていても、苦しくなったり楽しくなったり、意識の持ちようで気持ちは変化します。

苦しい節約生活は長続きしませんよね?まずは、節約が苦しくなりにくい意識づくりから始めてみましょう。今回は、節約を始める際に大事な10のポイントをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。



目次

①自分の基準をつくる

自分の人生において大切なもの、必要なものは何ですか?じっくり考えてみましょう。節約とは無関係のように感じますが、ここがとても重要です。普段何気なく暮らしていると、世の中や周りに流されて、なんとなくでお金をつかってしまうシーンがたくさんあるはずです。

自分にとって大事なものが明確になると、物を選ぶ基準もでき、不要なものに費やすお金も時間も少なくなります。大事なものがたくさんある場合は優先順位をつけてみましょう。自分にとって大切なものに時間とお金をかける。それが幸福度にもつながると思います。

②現状を把握する

まず、収入と支出の実態を把握することが重要です。そのために、簡単でいいので家計簿をつけてみてください。最低ひと月分ができたら、年間通しての収入と支出をわかる範囲で計算してみることをオススメします。ひと月分だけでは、年払いになっているものなどが抜け落ちてしまうので、年間のプランを立てる方が良いと思います。

今は便利な家計簿アプリもあるようなので、自分に合ったやり方で家計簿をつけてみてください。家計簿をつけることにより、自分の暮らしに最低限必要なお金、そして減らせるお金が見えてきます。

③出費を抑えられるものがないか考える

現状が把握できたら、減らせるお金を考えてみましょう。まず、細々とした出費よりも固定費を見直すこと。家賃や通信費、保険料、定期購入品や月額料金を支払っているものなど、毎月必ず支払いが発生する固定費を下げることをオススメします。

毎月いくらあれば最低限の生活が可能なのかがわかっていれば、給料に変動があっても慌てずに済みます。ほかにも、家計簿を見直してみて無駄だと感じる部分があれば、意識して減らしていきましょう。①で考えた“自分の人生において大事なもの”につながる出費は極力減らさなくていいように、それ以外の分野からまずは減らしていけるといいですね。



④分野別に予算を立ててみる

減らせるお金が見えてきたら、 なんとなく続けてしまっていた定期購入品を解約したり、必要以上に契約してしまっていた保険料を下げたり、 実際に減らすための行動をしましょう。そして、固定費のほかに食費や交際費、日用品や衣料品にかかるお金があると思いますが、それぞれ①で考えた自分の基準に沿って、毎月の予算を立ててみてください。理想的な支出の割合というのもあるので、まずはそれを参考にしてみるのも良いかもしれません。

⑤毎月貯金可能な目標額を設定し、先取り貯金

毎月必要な生活費の全貌が見えてきたと思います。毎月の収入からその生活費を引いた金額が自由につかえるお金です。その中から無理のない範囲で決まった額を毎月貯金していきましょう。給料が入った時点で先に貯金をし、残りのお金で生活する方法をオススメします。

自分でコツコツ貯金するのが苦手な方は、勤務先での財形貯蓄制度、それがない方は自動積立定期預金などを利用するのも良いと思います。いずれにしても、頑張りすぎずに貯められる額にするのがコツです。足りないからと言って預金をちょこちょこ引き出すようではお金が貯まらなくなってしまうので注意してくださいね。

⑥家族と節約の必要性や貯金の目的を共有する

自分では楽しく節約しているつもりでも、頑張りすぎていることがあるかもしれません。そんなときは余裕がなくて、家族の言動についイライラしてしまうことがあると思います。家族のためにしていることだとしても、強要したり強く言いすぎたりするのは良くないですよね。

なぜ節約が必要なのか、何のために貯金をするのか、少しでも理解してもらえるように伝えてみましょう。協力してくれたり、一緒に楽しみながら生活できたり、お互いに苦しくならない節約生活ができるようになるかもしれません。

⑦整理整頓し、リサイクルショップやフリマアプリを活用する

ストックがないと思って買ったのに、あとで見つかったり掃除した際に出てきたりした経験はありませんか?見えないもの、把握できていないものがあると、余計な出費につながることがあります。整理することで家の中にあるものが把握でき、ムダなものを買わなくなります。

整理したついでに、不要なものはリサイクルショップやフリマアプリを活用して出品しましょう。要らないからすぐ捨てるのではなく、新品のまま未使用だったものなど他に必要な方がいるかもしれません。節約どころかお小遣い稼ぎにもなるなんて、最高ですよね。

⑧欲しいと思ったら、買う前に本当に必要なのか問いかける

日常的に使うもの以外は、買う前によく考えましょう。まずは今あるものでどうにかできないか工夫をしてみるのも良いですね。それがダメなら、そもそもそれは必要なものなのかどうかを考えてみましょう。

今まで使っていた物の買い替えであっても、意外となくても良いものがあったり、サイズダウンしてもいいものがあったり、一度問いかけてみるだけで発見がある場合があります。それだけで、なんとなく買ってしまった!ということも減り、節約につながるはずです。ミニマリストの考え方をほんの少し取り入れてみるのも良いかもしれません。

⑨節約することばかり考えず、メリハリをつける

常に節約のことばかりを考えてしまうと、心が貧しくなる可能性があります。①や③でもお伝えしましたが、自分にとって大切なもの、必要なものにはお金をつかいましょう。辛い節約を続けていると反動がくることもあるかもしれませんし、楽しむことができない生活は長続きしません。頑張りすぎないことが大切だと思います。

⑩置かれた状況の中で楽しみを見つける

「〇〇ができない」「△△が買えない」と、ないものばかりに目を向けず、今あるもの、今できることを見つけましょう。 自然が好きな人は、散歩したりお弁当をつくって山や海に出かけたりするのも良いでしょう。お金をかければかけるほど楽しくなるわけでも、幸せになるわけでもありませんよね?人と比べず、自分にとっての幸せを大事にしてください。身の丈に合った生活の中で、それぞれの楽しみ方を見つけてみましょう。

編集後記

重要なのは、自分の基準を持って選んでいくこと。その基準は変化していくこともあると思います。その都度楽しみ方も変化させながら、生活していけると良いですね。他人から見たらムダに思えるようなものでも、自分の基準で選ぶ大切なものであれば、お金をつかうことを選び、とことん楽しみましょう。限られたお金、時間をどう生かしていくかは自分次第ですよね。工夫をしながら、楽しく生活していければと思います。