イムレックやニュピなど、インドネシアの祝日まとめ
多民族・多宗教・多文化国家であるインドネシア。それゆえに、複数の宗教の影響を受けた祝祭日が多く、これらは毎年日付が変わります。現在日本をはじめ世界各地で用いられている西暦(グレゴリオ暦)においての日付が定まっていないため、少し分かりづらい点もあるかと思います。
バリ島やロンボク島などへの観光でインドネシアを訪問する人も増えていますので、少しでも参考になればと思いインドネシアの祝日を一覧にしてみました。
インドネシアの祝日一覧
1月1日 | 元日 |
旧暦の新年 | イムレック(旧正月、中国正月) |
イスラム暦の7月27日 | ムハンマド昇天祭 |
サカ暦の新年 | ニュピ(バリ・ヒンドゥーの正月) |
復活祭前の金曜日 | キリスト受難の日(聖金曜日) |
新暦5月1日 | メーデー(労働者の日) |
5月~6月の満月の日 | ワイサック(仏教大祭) |
復活祭後の6週目の木曜日 | キリスト昇天祭 |
イスラム暦10月1日~2日 | レバラン(イドゥル・フィトリ、ラマダン明け大祭) |
6月1日 | パンチャシラの日 |
イスラム暦の12月10日 | イドゥル・アドハ(犠牲祭) |
新暦8月17日 | 独立記念日 |
イスラム暦の新年 | ムハッラム(イスラムの正月) |
イスラム暦の3月12日 | ムハンマド生誕祭 |
12月25日 | クリスマス |
※この他に、政府が休業を奨励する政令指定休日がある。レバラン前後には1週間ほどの休暇になることが多い。
※インドネシアには振替休日制度は現状ない。
編集後記
毎年変動する祝日が多いため、順番は上記の通りではない場合がありますので、毎年発表される翌年の日程のご確認をオススメします。直前の変更や追加のケースもあるようです。また、バリでは、これらに加えてバリ・ヒンドゥー教に則った独自の祝日があります。観光に影響の出る日もありますのでご注意ください。
特に、ニュピ(サカ暦の新年)には、観光客であっても外出禁止や電気・火の使用の制限などがあり、バリ島全体が静寂に包まれます。バリ島への旅行や出張の際には、そういったことも考慮して計画を立ててみてください。